
近年、進化したデジタル技術の活用による革新的なイノベーションへ向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)をより一層加速させることが不可欠となり、教育現場においても従来型教育の変革が求められています。
そうした現状を踏まえて、「高等教育機関における“教育DX”最前線」では、主に高校教員を対象に「DX時代で活躍する人材育成とは」をテーマとした特別講演と“教育DX”実践事例報告を行いました。
特別講演 「高等教育機関における“教育DX”最前線~DX時代で活躍する人材育成とは~」

[講演者]
株式会社ベネッセコーポレーション 学校カンパニー 大学・社会人事業開発部 羽鳥 祐貴 氏
デジタルテクノロジーの急速な発展に伴い、社会のあり方そのものが変容していく中、教育業界においても教育のあり方そのものを変革する“教育DX”の潮流が起こり始めています。
そこで、これからの時代に求められる“教育DX”のあり方について、株式会社ベネッセコーポレーション 羽鳥祐貴氏にご講演いただきました。
■0.近年の社会環境の変化
情報とシステムを活用して、経済発展と社会課題を解決する社会をめざすSociety5.0の推進やコロナ禍の影響によってDXが加速しています。企業においてもDXが本格的な実施フェーズへと移行し、各業界でテクノロジーを活用した新しいサービスが生まれています。そのような状況において、今あるスキルを磨き続けながら+αの新しいスキルを身につける「リスキル」の必要性が叫ばれています。
■1.DX推進による「教育」の変化
今後、日本がAI産業で世界をリードしていくことを目的に、AI人材教育の変革や技術体系を確立するための仕組みが「AI戦略2019」として定められました。教育改革に向けては、これからの社会において「新しい教養」となるデジタルの知識をすべての国民が育むための取り組みが進んでいます。大学、専門学校においても、Society5.0の時代に求められる能力を養成するためのモデルカリキュラム作成が始まっています。
■2.デジタルツールを活用した人材育成・教育事例
ベネッセコーポレーションが提供している「Udemy Business」は、社会で求められている実践的かつ最先端の知見が学べるオンデマンドの学習プラットフォームとして評価されています。国内企業400社以上が導入しており、大学、専門学校、自治体においても導入、活用が進んでいます。
“教育DX”実践事例 「DX人材育成プラットフォーマーへの挑戦」

[講演者]
東京ビジネス外語カレッジ デジタル・ビジネスコース コース長 居山 由彦 氏
東京ビジネス外語カレッジ(TBL)は、DXで未来をデザインする人材育成を目指し、2021年4月に「デジタル・ビジネスコース」を新設しました。
本コースでは、外部パートナー企業との共創により「DX人材育成プラットフォーム」を構築し、学生の「未来をデザインするための学習」を実現すべく従来型教育の革新に挑戦しています。
そこで、“教育DX”実践事例として、TBLが取り組んでいる時代をリードする創造性重視型教育について、コース長の居山由彦氏から報告されました。
また、事例紹介に留まらず、「なぜこのデジタル分野での人材育成がこれからの日本に必要なのか」という、DX時代に日本が直面している現状課題を理解するための情報も共有されました。
講演資料を無料でご提供(お申し込み方法)
当日の特別講演および“教育DX”実践事例報告の資料(PDF)をご希望の方は、下記の「講演資料お申し込みフォーム」よりお申し込みください。無料にてご提供致します。
高等教育機関における“教育DX”の最前線の情報を、これからの進学・進路指導など教育活動の参考としてお役立ていただければ幸いです。