開会直前で「無観客開催」へと舵を切った東京2020オリンピック!

競技会場の大部分が無観客となる異例の大会は、開幕までの限られた時間で大幅な運営見直しが迫られています。
開会直前の方向転換だからこそ、思いもよらぬビジネスチャンスや課題解決のアイデアがあるかもしれません!
東京ビジネス外語カレッジ(TBL)「デジタル・ビジネスコース」では、
自由討議を行う特別授業が機敏に展開されていました。
未曾有の難題に挑む学生達
この未曾有の難題に対し、東京ビジネス外語カレッジ(TBL)の「デジタル・ビジネスコース」では、デジタルを活用し無観客でもオリンピックを成功に導きうるための解決案を学生間でディスカッションを展開。様々なアイデアに対し議論し合いました。

<地球のアジェンダ>授業内でにて【創造ゲーム】と題し、学生間の議論を展開。
「創造ゲーム」の前提条件と進行
◆感染拡大を防ぐ、安心・安全の大会に。感染防止の指針は守る。
◆費用の制約は考えなくてよいが、現在応用可能なデジタル技術を活用する。
※開幕までのアイデア実行にいたる準備期間は十分にあると想定してよい。
◆IOCルールにまつわる制約条件も詳細は配慮不要。
討議はオリンピック開催に関わる様々な立場や視点より議論の対象に。
討議内容)開会式・閉会式の演出/種目別アイデア/表彰式の演出/パラリンピックも対象に含める/スポンサー企業/選手村/記録映画/アルバイト・ボランティア/パラリンピック
イベント情報の発信や、応援の仕方、実況中継の方法、あるいは無観客と決定されたために紙くずになってしまった入場券の扱い方など、無観客でもオリンピックを開催成功へ導くミッション達成につなげられるアイデアを広く募った上、各テーマを学生間で深く議論しました。

「やっかいな問題(Wicked Problem)」に挑むためには
デジタルを活用し、「誰を」ターゲットに、これまでのオリンピックではなかった「何を」ソリューションとして提案できるのか?
正解のない「やっかいな問題(Wicked Problem)」を解決するためには、
「デジタルリテラシー」や「経営感覚」、そして、日本国民のみならず世界の観光客のことも想像できる「国際感覚」が問われます。
ゲーム中の雰囲気

誰かがアイデアを発表すると、
「それめっちゃいいですね!」
「こうした方がもっとよくなると思う!」
と瞬時に学生間でポジティブなフィードバックが飛び交います。
中には、議論の方向性を自ら提案する学生も。
「この度のオリンピックは、コロナ影響によりすでに参加辞退する国も出ており、常時の開催ではない。これまではオリンピック選手は雲の上の存在のように感じられたが、コロナにより、選手もみな同じ人間だよね。という感覚が自然と浸透している時代に、今回のオリンピックの開催を、競技・競争という視点だけでなく、どのように東京オリンピックを通して世界の人々に元気を与えられるか、という“エンタメ要素”も高められるアイデアがあると良い。」
無観客でも観戦者が楽しめるようにするには?
「無観客でも観戦者が楽しめるためには、デジタルをどのように活用しリモート観戦することが可能か」というテーマでの学生による発表概要の一部を取り上げます。
◆観戦者と選手の心理的距離間を近づけるため
・デジタルサイネージを活用し、観戦者の#応援コメントが選手に届くための工夫
・解説者がハブとなり、選手と観戦者をリアルタイムで繋げるための工夫
◆観戦者がカメラアングルを自由に選択できるようなるための工夫
・カメラ設置台数を増やすことで、観戦者はアプリで見たいアングルを自由に選択できるようにする。
・審判や選手にもカメラを設置し、その視点から観戦ができるようにできたら面白いのでは。
◆観戦者と現場との一体感を醸成するため、Live感覚で「XR」を活用し、観戦者のエンタメとコミュニケーションを拡張したらどうか。
・例えば、「4D-VR」を活用。
さいごに
「デジタル・ビジネスコース」では、世の中の社会課題を解決するイノベーターを育成するため、デジタルを活用した創造的なアイデアを学生間で議論する授業が日々展開されていきます。
無観客での東京オリンピックという難題に対し、学生達が「創造ゲーム」で解決方法を模索する中、いよいよ「東京2020オリンピック」も開催直前です!
世界中の人々に元気と勇気を与えられるイベントとなることを願っております!
現場からは以上です。
引き続き、教育実践に関する記事投稿をお楽しみに!
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